アムステルダムに女友達がいる。

ハーフダッチ、ハーフジャパニーズの、女の子。

わたしたちは東京で一緒に働いていて、

その時も、笑ったり、泣いたり、踊ったり、お買い物をしたりと

とても忙しかった。



イースターホリデイのせいで、

ロンドンの友人達がみんな

オランダだ、ドイツだ、キューバだ、って

ホリデイに行ってしまったので、

そうだあたしもどこかにいこう、と思って、

朝起きて、トラベルエージェンシーにいって、

その日の夕方のチケットを買って、

そうして気がついたら、もうアムステルダムの空港にいて

ほほに三回、右左右って音だけのキスをもらっていた。



半年会っていなくても、ガールフレンドというものは

30秒で元に戻る。

そのスポンテイニアスが大好き。



ボーイフレンドの話しは止まらないし

クラビングのアウトフィットを選ぶために

全部の洋服をベッドの上に積んで、着たり脱いだりして、悩んだり、

雨の中、こごえながらお買い物をしたり、

9時にサルサに行くといったのに、

8時50分にまだふたりともシャワーを浴びていたり、

疲れると、不機嫌な顔をして、お互いに一言も口をきかないんだけど

ケーキショップに入った途端にそろって御機嫌になったり。

東京にいた頃とぜんぜん変わらずに。



願わくば、電話をかける度にいつも、彼女の携帯から

わたしが聞いたこともない、アッシャーとかいうミュージシャンの音楽が流れて

それに合わせて踊りながら答える彼女の声が、

hey girliy!! といいますように。



明日でも、一年後でも、かわらずに

シュ−ショッピングとコスメティックハンティングと

今日の続きのガールズトークがにぎやかに、始まりますように。



いそがしくてもかなしくても、

大切な人をわすれないで大切にできる

自分でいられますように。



I do not really care any shoes.






まともな靴を履けないくらいなら、むしろ飢え死にするわ

といったら、

ご自由に、とでもいうかのような、

可哀想なこ、とでもいいたいかのような目で見られた。

いいわよ。

所詮男の子になんて分からない世界でしょうよ。



こっちだってあのセンスのないユニフォームを着て

男ばっかり10人だか11人だか知らないけど

ひっつきもっつきしているスポーツなんて

ちっとも分からないし。興味もないし。



とにかく女の子にとって靴の選択をまちがえると、

その一日は完全に負け戦であり、

わたしのような、ヒールはからだの一部とみなしている人間にとって

ちょっと気を抜いてローヒールの靴なんて履いた日には

透明人間にでもなりたいくらい消極的な気分になってしまうわけです。



なにがいいたいかというと、

飛行機の規定重量をゆうに10キロオーバーしてまで

靴を持ってくるのを、あきらめなかったのに

いちばん気に入っていたくつがとつぜん壊れてしまって

じゃあ新しいのを買いましょう、と思ったら

それはそれは気に入っていた、

ボンドストリートにあるお店がもうなくなっていて

そこ以外のロンドンの靴屋にはまともな靴がないので

パリかイタリアにでもいこうかしら、と、

本気で、真剣に、切実に、悩んでいる人間に対して

もう少しサポーティブになってくれてもいいじゃない?

ということなんですよ。



せめてため息とかつかずに、サッカーでも見てればいいじゃない!!!

海外で暮らすにしても、

日本人であることを忘れてはいけません。

というのは建て前で、和風を売りにしているのです。もてるし。



表参道のオリエンタルバザーで買ったキモノガウンは、

お土産にあげた女の子も大喜びでエロイわ、

外国人の男が喜ぶでしょうね、という。

おそろいで買った自分用のは

ポリエステルのてかてかのピンク地に花車がプリントされていて

おもしろいくらいにフェイクな感じが気に入っている。











ベリーダンスの友達が教えてくれた、

ふろしきテクニックも愛用していて

大きめのスカーフの対角を結ぶだけなのだけど

日本人のかしこさだなあ、と思う。

マーケットで買い物をして突然荷物が増えた時にも使える。

ロンドンのマーケットでくれる袋は

呆れる程破れやすくて信用ならないし。

持っていっても荷物にならない上、

寒かったら、首に巻いてもいいのだ。

効率のよさ、というのは愛すべきことの一つだ。



そうして使っていた赤いスカーフをみて

リバティのデパートで働いている女の子達が、

そのカバン素敵ね、どうなっているの?スカーフを結んだだけなの?

持ってみてもいい?

ハイブランドのスカーフでこういうふううにしただけで

きっとばか売れするわよね、と

物凄く、くいついてきたのが、

なんだかとてもうれしかった。

寝る前に、時計を一時間進ませる。

夏だから、日が長くなるから。

その感覚。

あまりにプラクティカル。

時間てもっと絶対的なものだと思っていた。

変えちゃうんだ。

その感覚をまだ、自然に消化できないでいる。

でも、好きなの。

サマータイムという言葉も。

ああ夏になるんだ、と思って、わくわくする。

時計をすすめながら、どきどきする。

あした何人の人が、

一時間、間違えちゃったよ、といって笑うのか。

それにまつわるジョークがいくつ飛び交うのか、

腕時計は変えたんだけど、携帯は変え忘れてた!、といって

何人の男の子がデートに遅刻してくるのか。

考えると、わくわくする。

まだ、オランダにいるから、

帰りの飛行機の時間だけ、間違えないように。

ちゃんとロンドンに、帰れますように。


  • 2005.03.24 Thursday
  • 25.9

26才の誕生日プレゼントだよといって

友達がウェブサイトを作ってくれた。



という解釈で、わたしはいるのだけれど、

そういったらその友達はきっと、大きなため息をつくのでしょう。

そんな美しい話じゃなかった、とかいって。



これをこうしてこうしてこうしてほしいの、というと、

わたしが、カレーとか肉じゃがとかパスタとか、サラダとかを作っているうちに

それはその通りになっていて

たまに、そういうんじゃないの、という、

なんとも言葉に表現できない違和感さえ、

上手に拾って修正してくれる、という

すばらしいデザイナーなのでした。



こういう時、男の子は女の子のためにいるものだなあ、と思う。

それは、その人がわたしのために、というのではけしてなくて、

男の子は女の子の手に終えないことを、

いとも簡単にやってしまうから。

そういう特性、という意味で。

そのことに心から、感謝しているという意味でも。



なにしろそのように始まったサヤカフェウェディングなのです。

本当にうれしいプレゼントをくれたその友人と、

ウェブサイトにまつわる支離滅裂な質問のつまったメールに

心良く答えてくれる人たちと、

喜んで、写真を掲載することをOKしてくれた方々に

愛を込めて。











ここにもひとり愛すべき人が

とにかく赤とかピンクで、豪華に見えるようにしてください、

といって注文してくれた。

つくづく見栄っ張りなわたしのことをよく理解してくれているみたい。


Profile

Calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>

Archive

Selected Entry

Comment

  • Autumn/Winter 2011-12
    Saya
  • Autumn/Winter 2011-12
    junjun
  • 絶賛春休み中
    Saya
  • ひとりで
    Saya
  • ひとりで
    BAMBI
  • 絶賛春休み中
    ひろみ
  • From London with Love. ロンドンより愛を込めて
    Saya
  • From Central London with Love. セントラルロンドンより、愛を込めて。
    Saya
  • From London with Love.
    Saya
  • From Central London with Love. セントラルロンドンより、愛を込めて。
    nami

Search

Other

Mobile

qrcode